子どもの過蓋咬合(深い噛み合わせ)は早めの治療がおすすめ!放置するとどうなる?

こんにちは。小倉南はならび矯正歯科です。

今日はいくつか種類のある不正咬合について詳しく説明しようと思います。

今回は「過蓋咬合(かがいこうごう)」についてです。


子どもの過蓋咬合(深い噛み合わせ)とは?

「過蓋咬合」とは、上の前歯が下の前歯を深く覆いすぎている噛み合わせのことです。

通常は上の前歯が下の前歯を2〜3mm程度覆うのが理想ですが、過蓋咬合では下の前歯がほとんど見えないほど深く噛み込んでいる状態になります。

「噛み合わせが深いだけだから問題ありませんか?」
「成長とともに自然に改善しますか?」

このような質問をいただくことがありますが、過蓋咬合は放置すると歯や顎に負担がかかり、将来的にさまざまなトラブルにつながることがあります。

そのため、早めに状態を確認し、必要に応じて適切な治療を行うことが大切です。


なぜ過蓋咬合はよくないの?

過蓋咬合は見た目だけでなく、お口の健康や機能にも影響を及ぼします。

1. 前歯や歯ぐきに負担がかかる

噛み合わせが深すぎることで、

  • 下の前歯が上の前歯の裏側や歯ぐきに当たる

  • 前歯に強い力が集中する

  • 歯が欠けたり、すり減ったりする

ことがあります。

重度の場合には、上の前歯の裏側の歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。

2. 顎関節に負担がかかる

過蓋咬合では噛み合わせのバランスが崩れるため、

  • 顎が動かしにくい

  • 顎が疲れやすい

  • 顎関節に負担がかかる

などの症状が現れることがあります。

将来的に顎関節症の原因の一つとなる場合もあります。

3. 歯並びがさらに悪くなることがある

噛み合わせが深い状態では、

  • 前歯が内側へ倒れやすい

  • 下の前歯が動きにくくなる

  • 歯列全体のバランスが崩れる

ことがあり、成長とともに不正咬合が悪化するケースがあります。

4. 見た目のバランスに影響する

過蓋咬合では、

  • 笑ったときに下の前歯が見えにくい

  • 顎が小さく見える

  • 口元のバランスが崩れて見える

ことがあります。

見た目を気にする年齢になると、コンプレックスにつながる場合もあります。


過蓋咬合を放置すると成長とともにどうなる?

過蓋咬合は成長に伴って自然に改善することもありますが、そのまま深い噛み合わせが続くケースも少なくありません。

例えば、

幼児期

噛み合わせが少し深い

小学生

前歯への負担が強くなる

中学生

歯のすり減りや噛み合わせのズレが目立つ

成人

顎関節への負担や歯の摩耗が進行する

という経過をたどることがあります。

成人になってから治療する場合は、

  • 歯の移動量が大きくなる

  • 矯正期間が長くなる

  • 歯の摩耗などへの追加治療が必要になる

ケースもあります。

そのため、成長期のうちに状態を確認しておくことが大切です。


子どもの過蓋咬合はいつ治療を始めるべき?

過蓋咬合は、お子さんの成長や歯の生え変わりの状況を見ながら治療時期を判断します。

一般的には、

  • 5〜7歳頃

  • 永久歯が生え始めた頃

  • 学校健診などで噛み合わせを指摘された時

が相談の目安です。

もちろん、すべてのお子さんがすぐに治療を始めるわけではありません。

大切なのは、

「今すぐ治療が必要なのか」

「経過観察でよいのか」

を矯正歯科でしっかり判断することです。


早期治療のメリット

噛み合わせを正しい位置へ導きやすい

成長期は顎や歯が発育途中のため、噛み合わせの改善を図りやすい時期です。

歯への負担を軽減できる

前歯への過度な力を減らし、歯の摩耗や欠けを予防できる可能性があります。

顎関節への負担を減らせる

正しい噛み合わせへ導くことで、顎への負担を軽減できる場合があります。

将来の矯正治療をスムーズに進められる

成長期に噛み合わせを整えておくことで、本格矯正が必要になった場合でも治療が進めやすくなることがあります。


こんな症状があれば早めにご相談ください

次のような症状が見られる場合は、一度矯正歯科での相談をおすすめします。

  • 前歯の噛み合わせが深い

  • 下の前歯がほとんど見えない

  • 前歯がすり減っている

  • 食事中に前歯や歯ぐきが当たる

  • 顎が疲れやすい、音が鳴る

  • 学校健診で噛み合わせを指摘された

過蓋咬合は見た目では気付きにくいこともあるため、歯科医院で噛み合わせを確認することが大切です。


まとめ

子どもの過蓋咬合(深い噛み合わせ)は、見た目だけではなく、歯や顎、噛む機能にも影響を与えることがあります。

成長期のうちに適切な時期で治療を行うことで、歯や顎への負担を軽減し、将来的な治療の負担を減らせる可能性があります。

「噛み合わせが深い気がする」「学校健診で指摘された」という場合は、自己判断せずに一度矯正歯科へご相談ください。

お子さまの健やかな成長と、将来の健康な噛み合わせのために、早めのチェックをおすすめします。

 

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